刑事告訴についての質問状
前略、御社が平成九年三月六日、私を名誉毀損で長野県警中央署へ刑事告訴した件につ
いて多々不信な点がありますので今回このような質問状を作成しました。ご了承下さい。
質問
NECパーソナルは伝票の偽造、架空取引などの不正取り引きにより穴が空いていた。
その穴埋めの為に私が犠牲となった。私は裁判期間中その不正取引関係の証拠書類を数
百枚手に入れた。その件を裁判の中で確認したかったが、NECパーソナルの代理人が
「本件訴訟はNECが購入したとされる商品の支払い請求事件であって、NECの行な
った口座流用とは取引形態が正反対、何ら結びつくものでない。」などの主張を幾度も
繰り返し、主犯の丸山が証人尋問の際に不正取り引きについて概略的に証言しただけで
、審議が一切されず、その件に関しての判決も結論も出ていない。「裁判で結論が出て
いる以上何も答える必要がない」などとの回答は間違ってもしない様にして下さい。以
下の七項目の質問について回答を二週間以内に文書にて願います。
一.詐欺などしていない会社を名指しでインターネットホームページに「詐欺を働く」
の掲載をしたとなれば悪質な犯罪です。NECパーソナルが「詐欺を働いていない」と
主張し、せっかく私を刑事告訴までしたにもかかわらず、その後告訴の取り下げをして
いる。なぜ、そのようなもったいない事をしたのですか?
二.NECパーソナルが刑事告訴後、告訴を取り下げたことは前項でも述べたが、親会
社であるNECは「NECパーソナルが詐欺などしていない」と信じたいとの思いから
か、警視庁へ刑事告訴した後、告訴の取下げなどはしていない。しかし私は不起訴にな
っている。私は名指しで「NECが詐欺を働く」を公にしている。NECパーソナルが
「詐欺を働いていない」との主張どおり詐欺行為がなければ、私は明らかに犯罪者であ
る。不起訴理由は「実際に詐欺が行なわれた」か、「私がビラやホームページなどで『
NECが詐欺を働く』を公にしている事実が無い」のどちらかである。しかし私は四年
も前から現在も「NECが詐欺を働く」を公にしているし、公にしたから名誉起訴や業
務妨害で刑事告訴したのではないのか?、それでもまだ詐欺を認めないのか?
三.私はインターネットストーカーのように偽名を使ったり、名を隠すようなことは一
切せず、実名を使い、インターネット上にも連絡先の住所、電話番号、Eメールアドレ
スなど、すべて明らかにし、逃げ隠れなどしていない。私に賛同する人たちからは毎日
激励のメールが届いています。NECパーソナル側が私のホームページに対しクレーム
をつけたければ、私にメールや電話ができるはず、ただの一度の連絡もせず、名誉毀損
の刑事告訴を行ない、私を屈辱的な目に遭わせ、そしてその後は私の知らぬ間に告訴を
取下げた。まったく神経を疑ってしまいます。今後も私に対してはだんまりを決め、無
視し続けるおつもりか?
四.この一連の事件が解決しない限り私は「NECが詐欺を働く」のホームページの掲
載を止めることはしません。しかし、NECパーソナル側が「詐欺行為などはしていな
い」と主張するのであれば、私の意思に関係無く「差し止め請求」の提訴をし、掲載を
止めることができるはずです。しかし、告訴取り下げの行為にも見られるように、裁判
など始めてしまったら詐欺の事実が明らかにされてしまう事を恐れているのではないの
ですか?
五.「NECと言う会社は本当にひどい会社ですね」「大企業といっても裏でやってい
る事はこんなものなんですね」「貴方に比べれば比較にならないほど少ない額ですがN
ECのBIGLOBEと言うプロバイダーに、五千円の使用料であるにもかかわらず一
年間も二万円取られていた。三百万人いる会員の数%でも同様な詐欺に遭っていたなら
膨大な金額です」「防衛庁水増し請求事件のほかに詐欺を働いていたと言うことはその
他にどんな悪どい事をしているかわかりませんね」「NECのパソコンのみにウイルス
が繁殖するとの噂があるが本当か?なぜNECのパソコンだけなのか?NEC製のパソ
コンを見分けることができるのか?」「私は友人にも話をしてNECの商品は今後買わ
ないことに決めました」等などのメールが毎日届いています。「NECの商品はもう買
わない」との内容のメールが一番多いです。私にメールが届いていなくとも非買運動に
参加している人も無数にいるはずです。NEC側は私のホームページの効果を安易に考
えているのでしょうがネットおたくの間では「NEC詐欺を働く」のホームページは有
名ですよ。ウイルスの噂や詐欺の事実が知られれば今後もさらに非買運動は進むでしょ
う。このことを社員やNECの株主にどのように説明をするおつもりですか?ちなみに
私もNECの株主です。説明してください。
六.会社とは社員一人一人の協力があって成り立つものと確信し、小さな会社を経営す
る私はそんな社員が可愛くて、忘年会、新年会、歓送迎会での会費でさえ社員に負担を
強いたことなどまったくありません。会社の販売で生じた負債までNECパーソナルは
社員に支払わせていた事を公判中に私は知ったがとても信じられないことです。 「販売
で値差が生じた。所長は借金を一部しか返済できず関連会社に左遷させられ、数人の社
員は借金を負ったまま退社した。」と丸山は証言していますし、当の丸山も個人の借金
を返済するために自宅を売却したが、それでも3千万円ほどの借金が返しきれず、現在
消息不明です。長年会社の為に尽くした社員に借金をさせ再起不能にし、簡単に見捨て
るなんて私にはとても真似ができません。会社が大きくなるとどんな悪どいことでも平
気でできるのですか?そして現在もそのようなことを続けておられるのですか?
七.民事裁判で「商品の取引は原告と丸山個人であり、NECパーソナルとしては商品
代金を支払わなくてよい」との判決であった。しかしそれは裁判官が事実を把握してい
ない結果の判断であることが次のことで判る。長野県警中央署、長野地検、警視庁三田
署、東京地検のこの四者は山のような伝票、送り状、偽造書類を吟味、関係者の取り調
べなど、時間をかけて捜査した結果「丸山が詐欺を働いたことは揺るがない事実である
。しかし容疑者として起訴することは心情的にできない。理由は丸山の行為はNECパ
ーソナルの社員としての営業上の行為であり、原告から仕入れた商品の売上代金はすべ
てNECパーソナルに入金され、丸山個人が詐欺によって得た金品はまったく無い。」
との判断である。民事裁判での判決と検察庁の判断が真っ向から対立している。何も捜
査をしない民事裁判と組織的に関係者から幾度もの事情聴取と人と時間をかけ捜査した
警察や検察庁の結論のどちらが正論か言うまでもないが、NECパーソナル側としては
「警察や検察庁が何と言おうと、商品代金の件は民事事件であり、その裁判に勝った以
上支払わなくていいんだ」と現在でもその考えは変わらないですか?
追、万が一、回答を頂けなかった場合、もしくは納得のできない回答であった場合は今
回の質問状をインターネット上で公開質問状とします。あしからず、
平成十二年十月三日
通知人
長野市安茂里一九六八の一
吉岡一栄
被通知人
東京都港区芝五の三三の一
森永プラザビル
NECパーソナルシステム株式会社
代表取締役 片岡洋一殿
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